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北海道の道の駅 北海道車中泊スポットまとめ記事 車中泊ノウハウ

北海道で車中泊。禁止の道の駅は?!【2024年最新・随時更新】おすすめ・歓迎・有料化 スポットやコース・ルートも徹底調査!マナー向上しよう!

毎年 、最新ニュースを随時、追記しています。

2018年ごろ「道の駅は車中泊禁止?!」という話題が多く出たことをキッカケに作成した記事です。

北海道内の道の駅について、最新の車中泊禁止・可能・歓迎の事情を独自に調べたり、考察しています。

合わせて北海道の宿泊施設・観光事情と車中泊人気の関係など、北海道ならでは、の色々な状況についても、最新情報を交えて地元目線で考えています。

道外から北海道へ、車中泊旅行を考えている方や、道内を巡る旅行者の方のお役に立てれば幸いです。

※常に書き足しているため、読みにくいところもあります。目次からのリンクもご活用ください!

北海道の車中泊、道の駅。富良野ラベンダー畑

道の駅・車中泊スポットの紹介を先にご覧になりたい方は、こちらから。

北海道の車中泊、メルヘンの丘
北海道の車中泊スポット・道の駅、おすすめコース【全道・エリア別まとめ】

内地(北海道以外の本州)から北海道にいらして車中泊を楽しむ、楽しみたい!みなさん。 車中泊での旅は、「外国のよう」ともいわれる広大な北海道の景色を、存分に楽しめる最高の手段ですよ✨ この記事では、当ブ ...

北海道の車中泊最新ニュース

2022年以降の道内報道などの雰囲気を見ていると、車中泊可な道の駅が増えてきたことで、ニュースとして取り上げられやすくなっているという感じを受けています。

「道の駅 おとふけ」オープンのニュースでは、道の駅での一部の車中泊者のマナーの悪さを取り上げた上で、「エリアを区切って車中泊可とする道の駅が出てきている」というストーリーで紹介していました。

これまでは、車中泊が問題とされている道の駅があっても、ニュースとして取り上げるほどではない…グレーゾーンだったので、報道されない…、という温度だったものが、許可される個所が増えたことで、両面を紹介できるようになったようです。

これまで日陰の問題だったので、いい流れだと個人的には思います!グレーゾーンのままとするよりは、ハッキリと議論が始まって許可施設が増えて欲しいです。

2018年から、かれこれもう6年くらい、道内の道の駅車中泊可否状態をウォッチしてきました。改めてしみじみ思っていることは…

この道の駅は歓迎!であったり、禁止!とされていても、永久的なものではない…ということです。

たとえば昔の情報で禁止、とされていた「さっつる」は、2022年に雑誌で「車中泊歓迎」マークがつきましたが、翌年は消えました…

行ってみるしかない!それが車中泊のドキドキ感でもあり楽しいのですが、北海道の場合、隣の道の駅まで何にもない、冬なら猛吹雪…命にかかわる!なんてこともあるので悩ましいですね。

2024年のニュース

2024年のニュースはまだありません。

北海道・車中泊ニュースバックナンバー

過去の「北海道・車中泊ニュース!」はこちらでご覧ください。

北海道 車中泊 ハイエース
北海道での車中泊(道の駅・RVパークなど)禁止情報・最新ニュース【まとめ・バックナンバー】

当ブログ一番の人気記事↓「車中泊・道の駅・禁止」や、道内の特殊事情について2018年から書き足してきました。 さすがに、どんどん重くなってきたので(3万文字に迫る勢い…)💦 最新ニュース以外は、こちら ...

道の駅も”仮眠”なのか・・・!!

一昨年(2018)8月、Yahoo!ニュースの上位に表示されていた、「車中泊ブームに火をつけた『道の駅』が次々と宿泊禁止に」という記事を覚えている方も多いのではないでしょうか。

公共の駐車場でのマナーとして、高速道路内のSA、PAは「宿泊施設ではないので仮眠ならOK」というのは知っていました。

しかしこの報道で、国交省のサイトに、道の駅も同様の方針である旨、明記されている、と知りました。

国土交通省QA→「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?

私と同じように、このニュースがキッカケで知った方も多いかと思います。

今後は「仮眠」という意識で(長時間滞在はしない、複数泊はしない)、道の駅を利用させていただきましょう。

マナー順守(後半で考察します)はもちろん、少しでも道の駅の機能を今まで通り使わせていただけるよう、売店でのお土産購入なども積極的に行い、地域に貢献していこうと思いました。

北海道内で、車中泊禁止している道の駅って?

国交省の見解とは別に、道の駅が独自に「車中泊禁止」を明確に打ち出している場合があり、冒頭のニュースでは本州の例が紹介されています。

車中泊禁止?情報がネットに出ている道の駅

この記事を書き始めた2018年ごろ、検索すると車中泊禁止だと出てきた道の駅は、以下の三か所でした。

  1. 「道の駅パパスランドさっつる」↓2019追加情報あり。下記「道の駅パパスランドさっつる(最新情報)」をご覧ください。
  2. 「道の駅らうす」
  3. 「道の駅さるふつ公園」

→でも、三か所とも、看板が無くなった情報、無事に車中泊できた、という方の最近の情報も、掲載されていますね。

*1)は、2018夏、2022/3に利用させてもらいましたが、無事「夜間に仮眠」できましたし、夏は多くのキャンピングカー・車中泊車でにぎわっていました。詳しくは下へ。 3)は2018、2022夏に日中、利用しましたが、特に禁止の看板はありませんでした。

道の駅パパスランドさっつる、実は歓迎ムード?

清里町にある「パパスランドさっつる」は車中泊禁止だという情報が良く出ていました。

今は「禁止」とされていないらしい、というのは、上述の通りです。

実際、夏におとずれたとき、キャンピングカーでギッシリ(9割程度)でした。

私は清里町に仲のいい知人がおり、先日会った時(2019年6月末)に「清里町民は、”パパスランドさっつる”で車中泊する人をどう思っているのか?」ズバリ、聞いてみました。

その結果・・・

  • 全国からたくさんの方が訪れ、大変誇りに思っている
  • 夏は、多くのキャンピングカーがガラッと並んで壮観
  • 特に問題に感じている、という話は聞いたことがない

とのことでした。

・・・この方は車中泊ユーザー、キャンピングカーユーザーではないものの、何事にも大変、前向き💘✨な方なので、このような発言になったのかもしれません💦

とはいえ道の駅近辺にもご親戚が住まわれているので、もし問題視されているとしたら、耳に入っていることでしょう。

心が広くてあったかい、清里町の皆さんのお気持ちに報いるよう、こちらもあたたかい気持ちで、思いやりを持って道の駅を利用したいですね!

※2022年「Auto Camper 5月号」連載コーナー「キャンピングカー大歓迎!道の駅 de 車中泊」に「パパスランド さっつる」が取り上げられました!

※2023年追記:「Auto camper」2023年4月号では、車中泊可マークが無くなってしまいました…同年3月に訪れたときは、キャンピングカーは道路側の列に駐車するよう張り紙が出ていました。

車中泊「ご遠慮ください」色が強い道の駅

道の駅 そうべつ情報館 i (アイ)

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道の駅 そうべつ情報館 i (アイ)【北海道 壮瞥町 おすすめ キャンピングカードライブ 車中泊 最新】

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第12弾です♪ 今回は、壮瞥町にある、2017年リニューアル、充実した産直施設が人気の「道の駅 そうべつ情報館 i (アイ ...

道の駅 北前船 松前

2020年9月に立ち寄った際、車中泊車に対して強い要請の張り紙↓が出ていました。

バスレーンに車中泊する車がいて、非常に困っているようです。

マナーを守って利用したいです。

道の駅 きょうごく(京極町)

道の駅きょうごく_名水プラザ
名水の郷きょうごく【道の駅 おすすめ キャンピングカードライブ 北海道 京極町 最新 車中泊ご遠慮】

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第2弾です♪ 今回は、隠れたパワースポットでもある、名水ふきだし公園に隣接した「名水の郷きょうごく」をご紹介します。 ※2 ...

道の駅なないろ・ななえ(七飯町・函館エリア)

道の駅 なないろ・ななえ正面
道の駅なないろ・ななえ【激混み注意 函館エリア キャンピングカードライブ 北海道 七飯町 最新 車中泊ご遠慮】

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第3弾です♪ 今回は、今年2018年春にオープンした、話題の道の駅、「なないろ ななえ」をご紹介します。 →「北海道じゃら ...

道の駅 阿寒丹頂の里

2022年夏から、RVパーク有料エリア以外は車中泊ご遠慮になりました。

道内でかなり以前から「車中泊歓迎」として売り出していた「阿寒丹頂の里」にRVパークができました!

これだけなら、嬉しいニュースなのですが、ほかの通常車中泊スペースは「車中泊ご遠慮」と明示されてしまいました・・・

RVパークの駐車台数は、10台です・・・

これまで、数少ない無料で利用できる「車中泊可」の道の駅だっただけに、無料派の皆さんはガッカリかもしれません。

人気が出過ぎて、トラブルがあったのでしょうか・・・

そして我が家は、どちらかというと有料化歓迎派、なのですが、これほど車中泊ユーザーに人気だった道の駅なのに、10台だけというのは、ちょっと。。。💦

せめて20台、夏場は30台・・・電源なくてもいいから・・・と増えていってほしいものです。

今後に期待します!

道の駅 摩周温泉(有料化の実験)

車中泊車両の混雑対策のため、2019年夏以降、お盆の期間、一部エリアの車中泊実験を行っています。

有料以外のスペースは遠慮して欲しいという温度かなぁと感じます。

※「2019・2020車中泊ニュース」でも事後情報を追記しているのでご覧ください。

車中泊禁止になる理由は、マナー問題かキャパオーバー

こうしてみていくと、道の駅が「車中泊禁止」を打ち出す背景には、2018年、マスコミで取り上げられていた「マナー違反」「近隣宿泊施設との対立」の他に「キャパオーバー」があることが見えてきました。

キャンピングカー購入者は、年々ウナギのぼりで増えていて、しかも夏は全国から北海道に旅行される方が殺到します。

北海道の場合、特に夏のあいだのキャパオーバーの問題が大きく影響しています。

「キャパオーバー」したから、土地も余っているし駐車場を拡張しよう!、と簡単にはいかないのも北海道です。

(自然保護・野生動物共存の問題や、冬場との利用数の差が激しすぎるため)

今後は北海道の道の駅で、さらなる問題が起きる可能性もあるのでは?と危惧しています・・・。

車中泊OK!歓迎!のおすすめ道の駅は?

キャンピングカー専門誌お墨付きの道の駅

2019年3月発売の、キャンピングカー専門誌「Auto Camper」2019年4月号の付録「道の駅 2019 全国1145駅 完全ガイド」では、北海道の道の駅、全122駅が掲載されていました。

この企画では、独自に取材した「車中泊OK」の道の駅を、アイコンでわかりやすく表示しています。

2019年版では、2か所だけだったのですが、2020年版では3か所増加し、5か所になりました!

→2021年版では、1か所増加し、6か所に。さらにRVパークマークの道の駅も1か所増えました!

→2022年版では3か所増加しました!

→2023年版では表示方法がRVパーク、と車中泊OKの併設も書かれるようになりました
残念なことに2か所減りました!

  • むかわ四季の館
  • 道の駅 虫類 2023年版で削除されました
  • びえい「白金ビルケ」(2020年版追加)
  • 阿寒丹頂の里(2020年版追加)
  • しほろ温泉(2020年版追加)
  • かみしほろ(2021年版追加)
  • 花ロードえにわ(2021年版、RVパークマーク追加)
  • パパスランドさっつる(2022年版追加)2023年版で削除されました
  • おとふけ(2022年版追加)
  • 森と湖の里ほろかない(2022年版追加)

詳しくはオートキャンパー4月号をじっくりご覧ください。

こちらの記事にも経緯を書いています。

auto camper 2020年4月
「車中泊可能な道の駅」が増加!北海道内+3か所で5か所に♪Auto Camper 2020 4月号 のおすすめ付録!

こんばんは、妻のブウです。 3月に発売された「Auto Camper 4月号」、すぐにご紹介したかったのですが、我が家は引っ越しに突入し、遅くなってしまいました。 付録は最新版、待望の「道の駅 202 ...

道の駅 むかわ四季の館

道の駅「むかわ四季の館」は、「湯YOUパーク」(RV協会認定の車中泊施設)を兼ねており、上記「Auto Camper」2019年4月号では、本紙でも「キャンピングカー大歓迎」として詳しく紹介しています。

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道の駅 むかわ四季の館【北海道 むかわ町 おすすめ キャンピングカードライブ 車中泊OK 最新】

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第16弾です♪ 今回は、苫小牧から高速自動車道(無料区間)で30分、むかわ町にある「道の駅 むかわ四季の館」を紹介します。 ...

道の駅 忠類

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道の駅 忠類【北海道 幕別町 おすすめ キャンピングカードライブ 車中泊OK 最新】

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第21弾です♪ 今回は、人気の観光エリア十勝から、幕別町(旧・忠類村)にある「道の駅 忠類(ちゅうるい)」を紹介します。 ...

※「Auto camper 」2023年4月号で車中泊歓迎マークが削除されてしまいました

車中泊歓迎という情報や、専用スペースがある道の駅

道の駅 阿寒丹頂の里

車中泊歓迎!の道の駅として、道内ニュースなどで多く紹介されていた「阿寒丹頂の里」は、上記専門誌で「車中泊OK」マークがついていませんでした💔→2020年版で「車中泊できる」道の駅、になりました。

一時期、国交省HPでの”回答”が知られ、公言しづらくなっていたのかもしれません。

歓迎の姿勢なのは変わらないと思いますので、ぜひ行ってみてください!

2022年夏、RVパーク(10台の有料エリア)ができ、その他のエリアは車中泊ご遠慮となりました

道の駅 オホーツク紋別(オートカーサイトを隣接→2022年からキャンプ場の扱いに変わりました)

道の駅 オホーツク紋別&紋別市ガリヤ地区港湾緑地(旧:紋別ベイエリアオートサイト)【北海道 紋別市★超おすすめ★キャンピングカードライブ 最新 車中泊】

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第15弾です♪ 今回は、オホーツク海側、北見管内の紋別市にある、「道の駅 オホーツク紋別」と、合わせて「紋別ベイエリアオー ...

道の駅 かみしほろ(無料・専用スペースあり)

道の駅かみしほろ_キャンピングカー専用
道の駅かみしほろ【北海道 車中泊 上士幌町 キャンピングカー専用コーナーあり】

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第39弾です♪ 今回は、2020年の6月に新規オープン、十勝平野の北西に位置し、富良野・旭川方面へのアクセスもしやすい「道 ...

道と川の駅 花ロードえにわ(有料・専用スペースあり)

RVパーク えにわ 花ロード
RVパーク花ロードえにわ【札幌 車中泊 恵庭市 おすすめ スポット 北海道 キャンピングカー】

北海道の車中泊スポットを実際に利用し、勝手に紹介するコーナー「RVパーク系施設」編、第2弾です♪ 今回は、札幌市に「最寄りの道の駅」の一つ「道の駅 花ロードえにわ」に隣接した「RVパーク花ロードえにわ ...

道の駅 びえい 白金ビルケ(キャンピングカーサイトあり)

道の駅 びえい 白金ビルケ 車中泊 北海道 美瑛町 おすすめ キャンピングカードライブ
道の駅 びえい 白金ビルケ【北海道 美瑛町 おすすめ キャンピングカードライブ 最新】

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第37弾です♪ 今回は、2018年にオープン、その後も車中泊専用スペースを設けるなど進化を続けている「道の駅 びえい 白金 ...

道の駅 みたら室蘭(RVパーク隣接)

「道の駅 みたら室蘭」隣接地にRVパークがオープン!

ついに・・・というかやっと、という感じです。

室蘭道の駅のRVパーク(RVパーク室蘭 ZEKKEI BASE CAMP)が2022/4/29オープンしました。

以前からチラホラ話が出ており、2019年からはエリア内の「むろらん温泉ゆらら」で実証実験が行われていたんですよね。

この3年の実験を経て、温泉と道の駅の間にあった屋台村の跡地に設けられました。

【ZEKKEI BASE CAMP】
室蘭初のRVパーク
29日、旧屋台村跡地にオープン
(道の駅みたら室蘭の隣接地)
大黒島の絶景と隣には温泉ゆらら
目の前には人気の水族館!
1泊2750円(水道代込み)~
早速夏休みの問合わせも来ているhttps://t.co/Xbrnchx9Tm pic.twitter.com/cfWxWAS58Y

— 青山たけし@室蘭市長 (@t_aoyama) April 27, 2022

禁止事項などが書かれている道の駅は?

禁止とはされていなくても、車中泊の方へのお願い、が書かれている道の駅は、体感的に5分の1くらい…だと思います。

このエリアに止めてくださいとか。特に張り紙があるのは、人気の道の駅や、駐車台数の少ない道の駅ですね。

この数年増えている新しいタイプ(木古内以降)の「大型道の駅」では、上記のように、マナーを守ってくれるなら・・・、という雰囲気(夜間トイレを広く開放するなど、受け入れ態勢は整えている)を感じます。

車中泊するかよーく考えて欲しい道の駅(個人的見解)

道の駅「うとろ・シリエトク」

2021年3月、用事があり久々に斜里町ウトロへ行きました。

ウトロの道の駅で、よくよく探したのですが、当記事で2019年(下記参照)に取り上げた「道の駅での車中泊ご遠慮ポスター」は貼られていませんでした!

代わりに、このような張り紙が。

コロナ禍の人出減少や、三密対策としての車中泊好感度UPにより、雰囲気が変わったのかもしれません。

以前取り上げた下記のツイートのように、地元の議員さんなども、現状の改善を意識しておられるようです。いい方向に進むことを祈念します。

今回のコロナ禍の中での車中泊環境。
いまに始まったことではなく、こうした旅の形はここ数年で増えています。
しかし、キャンピングカーや、車を利用しながら旅する施設環境はほとんど整備されていません。
ただ、排除するだけの対応です。

さまざまな旅の形を提唱するのであれば、考えなきゃ。

— 桜井あけみ (@SAKURAI_AKEMI) July 23, 2020


でも、相変わらずヒグマはじゃんじゃん出ますからね…💦キャンプ場や代替地もないですからね!知床では、計画的に行動しましょう。

※2022追記:最近斜里を訪れたとき、道の駅の管理にもかかわっている地元の方とお話する機会がありました。以前にキャンピングカー雑誌にも書かれていた通り「長期滞在などマナーの悪い方は困るが、基本的には車中泊を禁止とはしていない。個人的な気持ちとしてはどんどん来てほしい」とのことでした。「うちの場合、3カ月とかいちゃう方がいたからね・・・それは困るけど」というお話でした。あくまで個人的な会話なので公的見解と捉えないで欲しいのですが、そのような雰囲気があることはお伝えしておきたいと思います。ただ人によって受け止め方は違うでしょうし、寛容な気持ちの方が減らないように、マナー良く使っていきたいですね。

道の駅 うとろ・シリエトク に”ご遠慮チラシ”があったころのはなし

※ポスター・チラシは無くなりましたが、過去の情報を残しておきます。また問題が起きて流れが変わらないように皆さんでマナー向上を目指しましょう。

2019年6月末、オホーツク海側、網走東部と言われる地域・・・いわゆる「知床」方面の北側(羅臼側ではない)を旅してきました。

すると、何か所かの道の駅に、下記のポスター&チラシが・・・

多言語版で準備されていました。(3か国語分のチラシを確認しました)

主たる発行元の「一般国道334号斜里~ウトロ間路線連絡会議 」公式サイト(たぶん)↓

よく見ていくと、警察や道、環境省など、そうそうたる名前が並んでいますね💦

このポスターには、どの道の駅が・・・という具体的なことは載っていませんが、発行元や、載っている情報・写真から、「車中泊車でいっぱいで、一般の車が止められなかった」という状況が起きたのは「道の駅 うとろ・シリエトク」だと想像できます。

(当記事、下のほうに書いてある「実際、北海道民からどう思われているのか? 」のtwitterの方の情報とも合致します。)

「道の駅 うとろ・シリエトク」のある、斜里町ウトロ地区は、世界遺産知床地域への入り口地域で、お盆やゴールデンウイーク、激混みします。

2019年の10連休では、麓の市街地から知床五湖方面へ行く道が大渋滞で、4・5時間待ちだったそうです。

しかも、観光施設のキャパシティが非常に少ないので、「道の駅に一度入ってしまうと、その後身動きが取れない(どこにも行けない)」という状況も発生します。

まさに「シリエトク=大地の果て=シレトコ(知床)」。

車で立ち入れない森林地帯が半島のほとんどを占めており、移動しようにも物理的な逃げ道がないのです。

(もし夜にウトロまで行って、車を停められなければ、40kmほど、人家のほとんどない道を引き返すか、知床峠を越えなければなりません。隣の市街地についたとしても、そちらも受け入れキャパは少ないので、さらに隣のエリアを目指すことになるかも。)

・・・この数年、特にここ1・2年。年を増すごとに、キャンピングカー人気が高まっている昨今、「憧れの知床で車中泊をしたい!」という気持ちはわかります。

・・・しかし、一度立ち止まって考えてみて下さい。

・・・私はこれまで、本記事で言葉を濁してきましたが。

ハッキリ言うことにします。

ウトロは市街地でも、頻繁にヒグマが出る地区です

↓町役場が発信するヒグマ出没情報

ここに載っていなくても、ウトロ地域では日常的にヒグマが道路などに出てきています。

ヒグマが出るのが日常なので、道内ニュースにならないほどです。

特に夏は、植物の新芽がなくなり、かつ、まだサケマスが川に上がってこないので、クマさんたちはお腹がペコペコです。2019年は羅臼で、飼い犬が連続してクマに襲われるという前代未聞の異常事態が起こっています。

本当に、「そんなところ」で車中泊したいですか?

ふいにヒグマに遭遇しても、問題を起こさない自信がありますか?

どっち寄り・・・?!と思われてしまうかもしれませんが・・・道内あちこち引っ越ししてきた身として、「知床地区は、ほんとうに特殊」だと思うのですよね。地理・地勢的な要因が大きな理由です。このキャンペーンが「北海道標準」となってしまうのは、ちょっと違うかなぁと、強く思います。

混雑期(夏休み中、特にお盆。あとゴールデンウイーク)に知床方面へ旅行される皆さんは、事前にホテルを確保する、周辺のキャンプ場を探す・予約をするなど、綿密な計画を立ててから訪れることをおすすめします。

2019年8月追記

大手キャンピングカー専門誌のうち一つ「Campcar magazine」。この8月号(ジムニー・プラス 増刊vol.75)に、道の駅うとろシリエトク車中泊事情を取材したコラムが載っていました!

少し引用させていただきますね。

道の駅うとろ・シリエトク

手洗い場で魚をさばくマナー違反者で話題になったが、実際はとても綺麗にされていた。「マナーさえ守って頂けるならキャンパーさん歓迎」、管理者さんの気持ちにこたえよう!

道東の道の駅を巡ってみて

道東の道の駅の管理者さんともお話したら、実際は噂と違いキャンパーを歓迎されていました(驚)そしてマナー良く利用していただけるキャンパーさんが多数だと言われた。ただし、禁止行為のイス、テーブルなどを出すなどの行為と長期滞在。これらは絶対しないで欲しいとの事。遵守事項を守って楽しい旅にしよう!

おっと、上記「ご遠慮キャンペーン」のことが全く記載されていませんね?!

理由として考えられるのが・・・

1)まだキャンペーンが始まっていなかった

2)道の駅指定管理者さんと、キャンペーン実施団体との間に温度差がある、情報が伝わっていない

3)キャンペーン自体、「絶対車中泊しないでくれ」というよりは、けん制のために打ち出している

この方のレポートの書き出しを見ると「ゴールデンウイーク」に出かけた、となっています。

それに対し、このチラシの発行月は「2019年3月」となっています。

ウトロの道の駅に「一般客が入れなかった事件」、は今年2019年のゴールデンウイーク(10連休)にも起きたようなので、大々的にポスターなどが貼られるようになったのは今年の連休後・・・?なんでしょうか。

また、2)の可能性もあって。

観光関連では、同じ自治体、区域の関係・団体企業であっても、話が通じていない、ということは、往々にしてあります。

というか、そんな話しか聞きませんでした、知り合いの観光方面からは。

まあ、いずれにしても、このあと訪れる方は雑誌「キャンプカーマガジン8月号」を手に、道の駅さんに直接聞いてみてはいかがでしょうか。

☆ちなみに、私が本記事に書いている「サケ飛び散り事件」はウトロじゃなくて「隣の」道の駅で聞いた話です。しかも別に「トイレが汚い」って言いたかったわけではなく、とっても綺麗です。(だから魚さばいちゃう人が出たんでしょ?!)掃除のおばさんたち、毎日とっても頑張っているのですよ!!!だからこそ、地元では話題になったのです。誤解のない様に!

また、地元の方に聞いたのですが、ウトロで車中泊ができなくて路上駐車・・・という話は、何年も前からお盆の時期に起きていたようです。

ここまで混雑している道の駅は、北海道内では少数派です。

北海道に来られる皆さん、道内の道の駅、利用の分散にご協力ください。

※「2020年車中泊ニュース」でも事後情報を追記しているのでご覧ください。

北海道 道の駅での車中泊問題について道民としての所感

これまで北海道の道の駅で車中泊禁止・・・が大きく取りざたされてこなかったのは、本州に比べて、土地が広い、近隣の建物との競合が少ない・・・という好条件は大きかったと思います。

また、「なーんも、なーんも。/なーんもないさ(=なんでもないよ=沖縄弁の”なんくるないさ”と同意)」「好きにすればいいっしょ」という、大らかな土地柄なのも大きいかな?

しかし、近年、車中泊・キャンピングカーブームが加熱していることで、問題が顕在化してきたのが2019年のハイシーズン・・・という感じでした。

どうか、なにとぞ、マナーの徹底をお願いいたします。

加えて、混雑期には、問題視されている知床周辺の道の駅について

  • 「譲り合いの心を持って」人気過熱の道の駅には車中泊車で近寄らない、すぐに離脱する
  • 車中泊に頼らず、代替手段をあらかじめ検討
  • 積極的に有料施設を利用する

無理にこのような道の駅を使わなくても、夏場は他にもキャンプ場など素晴らしい施設が沢山使えます。

「キャンプ場の駐車場」での車中泊をオススメする記事↓も書いたのでご覧ください。

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【北海道 車中泊】道の駅だけが車中泊場所じゃない!道民は密かに必携”北海道キャンピングガイド”とは?

こんにちは。いよいよ夏休みも佳境、お盆休みに入られる方もいるかと思います。 私のブログで一番たくさんご覧いただいている、北海道の道の駅と車中泊(禁止?歓迎?)を考察した記事の補足です。 特に、お盆に知 ...

また、今のところ、明らかに問題視されているのは、道東の一部、知床に近いエリアの道の駅です。

知床周辺エリアは、観光客受け入れ態勢のキャパオーバーが以前から慢性的に叫ばれながら、改善が難しい地域(観光開発より自然保護を優先しなければならないため)なのです。

知床方面には、時期をずらしてきていただくとか、ルートの見直しを検討するのはいかがでしょうか。

混雑しすぎて困っている・・・というのは、このような一部の道の駅で、道内120か所オーバーもある道の駅、全てが大入り、というわけではありません。

もっとお客さんに来てほしい道の駅だってある!のです。

しかも、夏の一瞬をすぎたら、道内へき地では、ほとんどの道の駅が「ガラガラ」です。

季節や地域への観光客の「かたより」が原因で、車中泊禁止の流れができて、結果的に北海道への観光客や、道内の人の移動が減ってしまうのは、誰もが不本意だと思います。

(自由に移動できるのが、キャンピングカー、車中泊旅の醍醐味なのですから!)

北海道を訪れるキャンピングカー・車中泊旅の皆さんへの、道民ユーザーからの切実なお願いです。

北海道民は心が広い、は本当か?!・・・北海道に行ったら、人々があったかかった。フレンドリーだった。よく聞く嬉しい感想です。でも、そう思って甘えていると・・・思いがけない反撃があるかもしれません💦 北海道に「移住」して、20余年。自分が「道産子化」して友人たちから本音を聞くにつれ、実は、究極の自己責任論の文化、という面を持っているな・・・と感じます。特に札幌以外の地方では、一次産業の方が多いので、超・保守的と感じる場面も多々あります。道の駅に関しても、地域の人たちが「客のマナーが悪い」と働きかければ、あっさり「車中泊禁止」になることでしょう。また、北海道は全国を上回るスピードで人口減少、少子高齢化が進んでいます。大都市以外の地方では「観光客におもねる」必要のある事業者さんは、もうすでに廃業している=お客さんが来なくても生き残れる「やりくり上手」(?)のお店・施設しか生き残っていない。ので、「来てやっているんだぞ」という態度は逆効果です。「地元の方の気持ち」を想像して利用しましょう。また、北海道ならではの「自然環境」(ごみ捨ての項目で考察)も尊重して行動しましょう!

道北ルートなどのキャンピングカー旅をオススメしている以下の記事もご覧ください。

北海道の車中泊、稚内、宗谷岬、道北
夏の北海道キャンピングカードライブなら道東より道北がおすすめ!【夏休み 車中泊 ルート 道の駅】

こんにちは!妻のブウです。 全国のキャンピングカーオーナー、車中泊旅の皆さんが、夏に出かけたい人気ナンバーワン!はやはり北海道ですよね。 我が家は道内在住なので、思い立ったら好きな地域に出かけられるの ...

初山別_海中鳥居
キャンピングカーで行く!北海道の道の駅♪勝手にランキング!・第1弾。おすすめルートも【No.1~No.20より】

こんにちは。妻のブウです。 先日UPした、「道の駅しかおい」の記事で、めでたく北海道の道の駅紹介記事が、20個目となりました! わー、よく頑張った!パチパチ👏(自画自賛・・・) 全駅制覇・・・を目論ん ...

(2019年ごろ執筆)

車中泊スポット・まとめ記事へ

当ブログでは、立ち寄ったことのある道の駅で、できるだけ禁止事項の張り紙や混雑具合をチェックし、紹介しています。

エリア別、地図から探すことも出来ます。

道の駅以外の車中泊場所の情報も今後、増やしていきます。

北海道の車中泊、メルヘンの丘
北海道の車中泊スポット・道の駅、おすすめコース【全道・エリア別まとめ】

内地(北海道以外の本州)から北海道にいらして車中泊を楽しむ、楽しみたい!みなさん。 車中泊での旅は、「外国のよう」ともいわれる広大な北海道の景色を、存分に楽しめる最高の手段ですよ✨ この記事では、当ブ ...

温泉のある道の駅・車中泊スポットは?

北海道内で温泉(日帰り入浴施設)が併設している道の駅や車中泊スポットについては、以下の記事でまとめています。

北海道 車中泊 温泉 キャンピングカー 道の駅 むかわ 四季の館 ブログ
北海道の道の駅・車中泊スポットで温泉・入浴施設と併設、隣接の場所を一覧にしてみた

こんにちは。妻のブウです。 車中泊旅をする場合、気になるのが温泉・日帰り入浴施設が近くにあるかどうかです。 今回は、温泉・日帰り入浴施設が近いかどうか?という観点で、道の駅・車中泊スポットをリスト化し ...

オートキャンプ施設や車中泊可能なキャンプ場は?

道の駅での仮眠に頼らず、車中泊可能なオートキャンプ施設などは、旅に出る前に把握しておきたいものです。

取り急ぎおすすめの本を紹介します。

オートキャンプ施設・規模だけでなく、格安で車中泊可能なキャンプ場情報も載っているので、特に夏場、道内を旅される方は必携です。


今はまだ手が回りませんが、キャンプ場施設についても、徐々にこのブログで紹介していきたいと思っています。

おすすめ車中泊コースは?

北海道の道の駅や他の車中泊可能施設を周りながらの車中泊旅、おすすめコース、ルートはこちら↓の記事(カテゴリ:おすすめルート)でまとめています。

クマや野生動物と遭遇する危険のある道の駅は?

他の記事で見かけた、北海道での車中泊への懸念事項です。

もちろん、林道などで車中泊するのは、クマと遭遇する危険性はあります。

かつて「道南地域だけは、ヒグマの生息数が少ないので安全」とされていましたが、最近は増えているそうです。

すなわち、全道どこでも、危険はあります。

道の駅に関していうと・・・クマとの遭遇を理由に、よく利用の制限がかかる・・・といった施設は、聞いたことがありません・・・。

まあ、あそこはきっと日常的に情報出してるだろうな、という道の駅はいくつかあるのですが、またメディアの「薄い取材」が入ってもガッカリなので、中途半端な話は書かないように自粛します。観光とヒグマの話題は結構センシティブです。

しかし、クマがフラフラと人間の生活圏に出てきてしまうことは、どうしてもあります。

そのような場合は、安全が確認されるまで付近一帯が立ち入り禁止になり、ニュースでも報道されます。

例えば、昨年2018年、生活圏にヒグマがいついてしまって、連日ニュースでも取り上げられた「島牧村」では、道の駅「よってけ!島牧」を含むエリアが、一時キャンプ禁止になっていたようです。

クマに対する警戒は、道民生活の基本・・・というか、日常ですね!

私がかつて住んでいたところで、市街地にヒグマが出没した時は、自治体の広報カーが「ただ今ヒグマが出没しているので、外に出ないでください」と、呼びかけて回ってくれていました💦(実話です~)

もちろん、非常時には道の駅からも呼びかけられると思いますし、自治体からの熊出没情報などには、常にご注意ください。

※「2019・2020車中泊ニュース」でも、コロナ禍中のヒグマとの軋轢や、事後情報を追記しているのでご覧ください。

道の駅でのゴミ捨て事情は?

北海道の道の駅等、観光施設では、指定ゴミ袋を有料販売するなどの「エコ捨て運動」を展開しています。

古くから、多くの「くるま旅」や「ライダー」の皆さんを受け入れてきた北海道ならではの、先進的な取り組みですね!

運動に参加している施設は↓で確認できます。

ちょっと話がそれますが、北海道では、野生動物との共存意識が高いことからも、ゴミの持ち帰りについて、独特の感覚があります。

野生動物への「餌やり禁止」運動をご存知ですか?

故意にエサを与えるのはもちろん危険ですが、食べ物を捨てる→餌やりと同等の行為と受け取られるのです。

北海道内では、野生動物への餌やり禁止から発展し、動物がいるエリアでのゴミ捨て禁止の意識が非常に高く、警察に捕まった例もあります。

また、キタキツネの餌付けについては、「北の国から」が放送された数十年前から、エキノコックスの危険性と合わせて、学校での教育、自治体からの呼びかけが徹底されています。

そのため、エサをあげることを容認したり、実際にあげたりする様子を道民が察知すると、「非人間」扱いされます。

野生動物に餌を与えてはいけません!!🦊❌
「餌付け依存の悪循環」を載せておきました。読んでみてください🦊👍

北海道は直線が多く追い越ししやすい道路事情なので、ゆっくり目に走っても煽られる事はあまりありません。
安全運転でお願いしますね🚗 pic.twitter.com/YdISbGOD5Y

— キツネ写真館@4/27-5/26キツネ展5 (@fox_info_net) 2019年4月21日

私は北海道に来たばかりのころ「えっ、学校で習わなかったの???(嘘でしょ?!的な温度)」と言われました💦

(道外出身者としては、「学ぶ機会がなかっただけなので、あまり責められても困る」と思うのですが・・・それだけ、北海道民には、常識として浸透しています。)

野生動物へのエサやりの何が問題なのか?ゴミを捨てるとどんな影響があるのか?

よく勉強しておきましょう。

北海道ならでは?「トイレにサケ飛び散り事件」に見るマナー

道内在住なので、人気の道の駅がこれまで住んできた各地にあり、自分が車中泊に興味を持つ前から、使用者の皆さんの様子を自然と目にしてきました。

確かに、駐車場で時折、炊事に挑んでいる方を見かけたり、テーブルセットを出している方がいて、「?」と思うことはありました。

近くにサケ釣りの有名な海岸があった、ある道の駅では、「トイレでサケをさばいたようで、イクラや内臓が飛び散っていた」という衝撃の噂話も、聞いたことはあります・・・

もう、4年くらい前(2015年ごろ?)の話です。

昨年、この話をブログに書いてしばらくしたら、キー局のワイドショーで取り上げられていました。でも、取材されていたのは、私が噂を聞いた道の駅の、お隣の道の駅、でした。道東では、結構あるのかもしれません。テレビでの取り上げられ方としては「(トイレでの魚調理の件など)驚きのマナーが悪さ」「3か月も車中泊している人がいて迷惑している」というセンセーショナルなもので、全国の皆さんにマナーを啓蒙するにはいい面もあったのかもしれません。でも、当ブログで話題にしているような、道内の交通事情や宿泊事情との関係や、冬はほとんど利用者がない道の駅もあり、商業施設が閉鎖…、という北海道の特殊事情など、もうちょっと深掘りしてほしかったですね。道外との感覚がずれている証拠として、道内情報番組やニュースで、車中泊について批判的に取り上げられているのは、今のところ見たことがありません。地元では「辛うじてまだ」大きく問題視はされていない、ということの表れではないでしょうか。

最近は、いち利用者として見ている限り、マナー違反は減ってきたように思っていたのですが・・・。

実際、北海道民からどう思われているのか?

普段、ネット上で「車中泊大好き!キャンカー大好き!」クラスタの中で生活していると、だんだん感覚がマヒしてくるのですが。

車中泊以外のジャンルの方が、10連休の道内道の駅の状況についてご意見されている、ちょっとショックなツイートをお見かけしました。

車中泊の車だけで駐車場が満車になって、普通の観光客の駐車する場所がないって、ありえないよ。

— PopShiretoko360 (@Popshiretoko360) 2019年5月1日

アメリカ人の車中泊って、あえてキャンプを楽しんでるってイメージがあるけど、ぶっちゃけ日本の車中泊って、ホテルに宿泊する金のない人やマナーの悪い人がやってる貧乏臭いイメージばかりなんだよな。残念だけど。

— PopShiretoko360 (@Popshiretoko360) 2019年5月1日

道の駅のトイレの使われ方、ゴミの問題、駐車場なんかの問題を色々聞くと、いいイメージが持てないのよ。悲しいけど。

— PopShiretoko360 (@Popshiretoko360) 2019年5月1日

確かに、ご近所に「あまりにも人気過ぎる道の駅」があると、このような印象になるのでしょうね。

前にも書きましたが、車中泊に慣れてくると、だんだん、「車中泊しない人たち(世間の大半)」と感覚がずれてくることがあります。

「自分だけはいいや!」とは絶対思わずに、くれぐれもマナーを守って道の駅を利用しましょう。

今のところ、今回の10連休に際して同様のツイートは見つけられなかったので、まだ個人的な意見というレベルで留まっているかと思います。

↑車中泊ご遠慮キャンペーンが始まりました「道の駅 うとろ・シリエトク 」へ

しかし同じように、マナーの悪さを感じる地元の方が増え、声が大きくまとまってしまうと・・・

また北海道に来たい!と思っても「次の北海道、車中泊旅行」が永久に無理な世論になっているかもしれませんよ。

「カーネル」さんの車中泊マナー10カ条

私が愛読している「カーネル*」さんの、キャンピングカーや車中泊の本には、必ず10か条が載っています。

↓引用されている方の記事

これが本当の「日本的・車中泊マナー10か条」だと思う。

「くるま旅」さんの車中泊マナー10か条

「カーネル」さんより、もっと具体的ですね。

この2つの10か条を頭に入れれば、初心者でも安心して、車中泊旅が楽しめそうですね。

*余談ですが、カーネル出版社の「地球丸」さん、破産というニュースで残念ですね!カーネル、どうなるんでしょうか・・・シリーズの継続を希望します。

北海道での車中泊と公共交通、JR、バスの関係

全国的にも地方は同じだと思いますが、ちょっと都会の方には想像がつかないレベルで、北海道の公共交通機関は衰退しきっています。

JR北海道などの衰退によって、自家用車を使わざるを得ない道民事情については、こちらの記事で考察しています。

美瑛青い池
車中泊マナーについて。再び北海道の事情から考える

こちら↓の記事でも紹介しましたが、本州では、道の駅での車中泊が禁止になるところが出てきているそうです。 一部の利用者の、マナーの悪さなどが問題視されているとのこと。 でもそもそも、車中泊初心者の方は、 ...





車中泊人気と道内宿泊事情の関係

冒頭で紹介した、Yahoo!のニュース記事には、近隣の宿泊施設から敵視されている・・・と言う話も出ています。

しかし・・・全国一律に、インバウンドの増加で、ホテルの予約が難しくなっており、宿泊費も高騰していますよね。

そもそも「通常の宿泊施設」に泊まりづらくなっているので、車中泊が流行っている、という事情もあると思うのです。

全国きっての観光地、北海道に住んでいると特に、宿泊事情の厳しさをひしひしと感じます。

例えば、京都などの観光地と違って、北海道での観光客数は、季節に大きな偏りがあります。

「夏」が特に多いのです!

こんなに偏りがあっては、いたずらに宿泊施設を増やしても、つぶれるだけです。

実際に私が住んでいた、道内のある地方では、冬の閑散期を乗り切れないので、無理に観光開発はしない・・・という町もありました。

冬の北海道は、キビシイのです・・・。

そういう事情もあって、夏の北海道内ホテルはどこも満室となってしまい、状況改善もあまり期待できません。

宿泊費高騰が車中泊に興味を持った理由

実は、私が夫のキャンピングカー購入を許した理由の一つが、この「昨今の道内宿泊事情の激化」なのです。

最近、道内の大きな都市に何か用事ができて、急にホテルを探しても、まず予約が取れないのですよね!

夏は、ほぼ無理ですね・・・

取れたとしても、スイートルームしか残っていないとか、逆に、超シンプルなゲストハウスでも、そのお値段ですか?!という高騰ぶり。

フラッと札幌にいって泊まろうかな?という無計画な旅は危険、という状況。

(しかも、私は共同部屋がどうしても苦手で、最近増えている新しくてきれいなゲストハウスでも、ちょっと無理なもので・・・)

本州と違って、「札幌で宿泊できなかったから、近隣の都市に宿泊」と思っても、交通事情が悪いので、すぐには移動できなかったりします。

街と街が離れていますしね・・・

※2019年になって、札幌市内では宿泊許可事業者が増えたようで、若干、状況は改善されてきています。(値段は高止まりですが!)

道の駅に代わる、北海道の車中泊場所・車中泊スポットは?

・・・逆を言えば、少ない初期投資で整備できる、車中泊に特化した「RVパーク」などは、まさに道内各地に宿泊者を呼び込める、救世主になると思うのですよね。

では、道内で堂々と車中泊ができる、道の駅以外の施設としては、どんな場所があるでしょうか。

  • オートキャンプ場・キャンプ場
  • 時間貸し駐車場
  • RVパークなどくるま旅クラブ認定の施設
  • 「Carstay」、高級志向「Shachuoo!(シャチュー)北海道」などのマッチングサービス

こちらの記事(後半)でまとめていますので、ご覧ください。

北海道の車中泊、メルヘンの丘
北海道の車中泊スポット・道の駅、おすすめコース【全道・エリア別まとめ】

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また、RVパーク系施設は、ときどき増減しますので、下記のカテゴリで随時チェックしています。

便利さは、道の駅が圧勝?

車中泊の中でも、とくにキャンピングカーを所有している方。ゆっくり利用できる施設として思い浮かぶのが「オートキャンプ場」ではないでしょうか。

しかし、キャンピングカーを購入して初めての冬…、を過ごしてみて、気づいたことがあります。

キャンプがお好きな皆さんには常識かもしれませんが、北海道のキャンプ場は、基本的に「冬期閉鎖、休業」なのです!

やはり、不慣れな人が冬にキャンプすると、北海道の場合「命の危険」があるので、しょうがないのですが。

ちなみに、冬キャンができるキャンプ場については、以下の記事で紹介しています。

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北海道の車中泊スポット・道の駅、おすすめコース【全道・エリア別まとめ】

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このように、オートキャンプ場でさえ、冬季閉鎖してしまう北海道ですが、道の駅はバッチリ、年間営業しています。

さすが、公的資金が入っているだけのことはあります。(本州より維持費もかかっていると思いますが、ありがたいことです。)

冬季でも安全に利用できる貴重な施設と言える北海道の道の駅が、「車中泊禁止」を明言化する事態となってしまえば、多くのアウトドア派・旅行客の皆さん、キャンピングカー利用者の皆さんが困ってしまうことは明らかです。

中核都市以外では「コインパーキング」なんていう便利なものも、当然ありません。

ただでさえ少ない、寒い時期の道内旅行客も減ってしまうでしょう。

ちなみに、夏は開いている公園などの「公共トイレ」「公衆トイレ」も、冬期は「利用禁止」となっていることが多いので、気をつけてくださいね!

北海道の道の駅が、車中泊禁止にならないように・・・

さまざまな事情を考えると北海道の「道の駅」での「車中泊=仮眠利用」は「ライフライン」と言ってもいいのではないでしょうか。

もちろん、道外から車中泊にいらっしゃる皆さんは、ほとんどの方がマナーを守ってくださっているのは知っています。

しかし、小さなマナー違反の積み重ねで「車中泊禁止」というルールの道の駅が増えると、普段の生活や仕事に使っている地元の人が困ってしまいます。

(これは北海道だけの話ではないですね!)

当ブログでも、これから道の駅の紹介をするときは、独自ルールの看板などを、もっと積極的に紹介していこうと思います。

北海道の道の駅こそ、車中泊禁止一方の流れにせず、ゴミ捨て時の有料化や、マナー向上策などを、ぜひ全国に先駆けて進めていってほしいです。

ニュージーランドがいいモデルになるのでは?というご意見の、秀岳荘さんの方の記事です。

快適に「車中泊」と共存できる、RVパーク兼用や、ゴミ処理有料の道の駅が、どんどん増えていく未来が来ることを祈っています。

最後に…本職のキャンピングカー・車業界の方、メディアやライターの方へ

個人的な意見ですが、2018年夏の報道からずっとこの問題を追いかけ、本記事を「書き足し×2」、色々調べてきて思ったのですが。

全国のキャンピングカービルダーさん。日本RV協会さん。レンタカーや、キャンピングカー雑誌作成に関わっている皆さん。そして何よりベース車を作っている大手自動車メーカーの皆さん。

国交省さんに「車中泊ご遠慮」記述の見直し、をお願いする方向・運動には進めないのでしょうか。

(”車中泊を歓迎”している施設もあることを付け加えるとか・・・)

もちろん、マナー啓発の運動と合わせて、です。

実際、車中泊で町おこしをしようとしている自治体だってあるのだし、各地で実証実験も始まったり、車中泊専用スペースができたりして、すでに実態と合わなくなってきていると思うのですが?!

特に北海道は、民業の「RVパーク」などが根付くまで、本州より時間がかかるであろう実態は、プロである皆さんのほうがよくご認識だと思います。

 

もしくは、道の駅+RVパーク等の併設化・一部有料化を根気強く呼びかけるとか。

新しい動き、を知らない道の駅さんも多いと思うのです。

わが家のように、高額なキャンピングカーをすでに購入してから、「ご遠慮」と知った・・・となれば、結構ガッカリです。

キャンピングカー・車中泊車を販売する皆さんにも、説明責任(道の駅の現状や、マナー啓発について)はあると思います。

多くの車が、本州で売られており、オーナーの皆さん一回は北海道旅行されると思いますので、ビルダーの皆さんも、北海道の最新事情をよく知って欲しいです。

みんなで考えていきましょう。

追記:あと、今シーズンもキャンピングカー雑誌を見ていて思ったのですが、北海道の車中泊ルート紹介記事、「人気コースに偏りすぎ」です!

(道の駅以外を多く紹介するようになってきたご努力は感じてますが!)

混雑期の一時のキャパオーバーのせいで(人の多さになれていない道民が多いため、ちょっでも混雑で迷惑するのが嫌、という人が多いのです!)道の駅の地元がざわついてしまいます。

プロライターの皆さん、編集者の皆さん。

プロ根性を見せて、道内の「穴場ルート」をもっと紹介してください!

主な改版履歴

2018/8/19 初出

2019/3/18 大幅追記、修正

2019/7/29 大幅追記、修正

2020/1/20 新年用に見直し

2020/4/3 2020年Auto camperの記事を追加

2020/11/24 車中泊ニュースを別記事に分離

2024/1/2 全体の構成を見直し

車中泊マナーをわかりやすくまとめました。こちらもご覧ください。

美瑛青い池
車中泊マナーについて。再び北海道の事情から考える

こちら↓の記事でも紹介しましたが、本州では、道の駅での車中泊が禁止になるところが出てきているそうです。 一部の利用者の、マナーの悪さなどが問題視されているとのこと。 でもそもそも、車中泊初心者の方は、 ...

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