車中泊マナーについて

こちらの記事でも紹介しましたが、本州では、道の駅での車中泊が禁止になるところが出てきているそうです。

一部の利用者の、マナーの悪さなどが問題視されているとのこと。

でもそもそも、車中泊初心者の方は、どのようなことがマナーなのか?わからない方もいるかもしれません。

まずは、確認・復習してみましょう!

 

カーネル流「車中泊マナー10ヶ条」

地球丸」さんが出している「カーネル」に毎回掲載されている10か条です。

カーネル 車中泊マナー十か条

カーネル 2019早春号 車中泊を楽しむ雑誌 P92より引用

 

日本RV協会「くるま旅 マナー10カ条」

主にキャンピングカーユーザー向けに、「くるま旅クラブ」を主宰されたり、全国にRVパークを整備されたりしている「日本RV協会」さんの10カ条です。

くるま旅クラブ マナー10ヶ条

「くるま旅」Vol.14 2018年2月1日発行 P11より引用

「くるま旅」ホームページで詳細をご覧になれます。

 

道の駅を「宿泊目的」で利用するのは”ご遠慮ください”

道の駅、高速道路内の休憩所は、あくまでも休憩のための施設なので、「宿泊目的での利用」は、いわば「目的外」と言えるでしょう。

国土交通省の「道の駅」定義は・・・

国土交通省QA→「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?

 

しかし、長距離ドライバーなどが「仮眠」することはもちろん想定されています。

また、宿泊施設が併設されていたり、「RVパーク」など、車中泊を許可した施設を兼ねている道の駅や駐車場もあります。

 

高速道路のサービスエリア、パーキングエリアも、複合化や民間活用が進められていますね。

 

今は「禁止」とはされていない「車中泊」が、マナーの低下で「禁止」の流れになっていくのか・・・?

はたまた、色々な活用策の一つとして、歓迎される未来に進んでいくのか。

分かれ道にいるのが現状かもしれません。

 

車中泊に慣れすぎていませんか

他の方のブログで、「車中泊を長くしている方は、世間一般の感覚とズレている部分があるかも」・・・

という話が出ていました。

確かに、今年初めて車中泊に目覚めて感じたのは、「別の世界」が広がっているということでした。

車中泊も一種の「スキル」なので、「できなかったころの自分」とは、感覚が違っている、というのは確かにあると思います。

これは一例ですが・・・

 車中泊をする前の自分:駐車場で寝るなんて怖い!普通のホテルに泊まればいいのに!

 車中泊ができるようになった後の自分:気をつければ安全に泊まれる!もっとみんなもやればいいのに!

色々な場所で車中泊ができる、という幸せに感謝して、一般の方と同じ感覚を忘れないように、意識する必要があるかもしれません。

ベテランキャンパーさんの含蓄ある一言が書かれた記事を紹介しておきます。

「なるべく静かに目立たず存在を消して、朝になったらそっと立ち去る。」

日本もここまで来たか車中泊は危険がいっぱい?

 

北海道で車中泊が禁止になると本当に困る!

今のところ、北海道の道の駅で明確に車中泊禁止を打ち出しているという情報があるのは、駐車台数の少ない、限られた道の駅だけです。

今後もし、本州のように道の駅での車中泊(仮眠・休憩)がどんどん”禁止”になると、北海道では本当に困ってしまう人が出てきます。

その理由は・・・

1.宿泊費が割高

2.公共交通機関が崩壊状態

1.については、前述の記事でも書きました。

観光客の数に、大きな季節差があるため、宿が増やせない→慢性的に宿が不足気味。

どうしても割高になってしまいます。

また、へき地こそ、観光的には魅力の場所ですが、季節差の影響をさらに強く受けるなどして、いっそう宿泊費が割高です。

仕事や通院など、生活のための移動で、宿泊したくても簡単にはできない・・・。

そんな時に、車中泊が自由にできる環境、は「救い」なのです!

 

”崩壊済み”の公共交通機関。長距離運転→車中泊が必須の地域も

2.について。

昨今、全国ニュースでもチラホラ取り上げられているように、JR北海道の経営危機は深刻です。

かなりの路線が廃線の危機を迎え、おそらく遠くない未来に、道内のほとんどの地区で廃線が進むのではないでしょうか。

全路線の半分が「維持困難?」

大変な問題ではないか!と感じる方も、おられるかもしれません。

でも・・・肝心の道内で、道民は、実はそれほど、騒いでいません

なぜか?・・・そもそも、「鉄道」を初めとした「公共交通機関」が(都市部以外で)機能していない、というのは、ずいぶん昔からのことなのです。

みなさん、北海道にいらしたら、ぜひ都市部以外のJRの駅などで、時刻表をご覧になってください。

同じく、バスターミナルなどでもチェックしてみましょう。

・・・路線はあっても、一日に数えるほどの便数しかありません。

一日に2往復、とかの条件で、近隣の中枢病院にいくとしましょう。果たして帰ってこられるのか?!

(ちなみに、北海道は地方医療も、ほぼ”崩壊”しています。「医療難民」という言葉が流行ったのも10年以上前です・・・)

同じ時間に予約が取れるとも限りません。

使えと言われても、使えない・・・というほどまでに、北海道内の公共交通機関は衰退しきっているのです。

「ぬるま湯のカエル、ゆでガエル」のたとえ話ですね。

徐々に進んできたので、今さら、大騒ぎしても・・・???。という状況なのでしょう。

都会に住んでいる方には、説明しても到底、理解いただけないほどの域に、すでに達しているのです。

 

サロベツ原野付近

観光客にとっての「感激の風景」は、地元の道民にとって命をつなぐ「生活道路」なのです・・・

 

では、ここで、もう少し想像力を働かせていただいて、例えば、地方から札幌に通院しなければならない、としましょう。

片道6時間とかです。(しかも、高速道路網もまだ整備中・・・運転は疲れます!)

朝一の予約に間に合わせるためには、間に合うバスも鉄道も便がありません。

必然的に、前日の夜に車で出発することになります。

札幌近郊の都市に朝方到着、道の駅で仮眠ができる・・・

という状態は、ほんとうにありがたいことなのです!

ちなみに私が以前住んでいた、札幌に出るのに片道6時間以上かかる道東のある地区では、知り合いの中小企業の社長さんが、仕事のために毎週のようにご自分で運転し、札幌に出ていました。

その方の年齢・・・もう70歳を超えています!

(ほんとうに皆さんたくましくて、尊敬します。が、それはそうとですね・・・)

重ねて言いますが、道の駅での車中泊(仮眠・休憩)は、道民にとっての「ライフライン」なのです!

 

みんなでマナー向上しましょう

北海道は全国随一の観光県であると同時に、ありえないほどの広い土地を抱えています。

北海道にこられるキャンピングカーオーナーの皆さん、車中泊を楽しまれる皆さん。

想像力を働かせていただき、前述した「車中泊は道民にとってのライフライン」という事情について、ぜひご理解をいただきたいと思います。

ほとんどの方がマナーを守っていらっしゃると思いますが、ぜひ、全体のマナー向上、意識向上に、より一層のご協力をお願いします♪

ちなみに、北海道の道の駅等、観光施設では、指定ゴミ袋を有料販売するなどの「エコ捨て運動」を展開しています。

古くから、多くの「くるま旅」や「ライダー」の皆さんを受け入れてきた北海道ならではの、先進的な取り組みですね!

このような取り組みが、全国に広がるといいですね。

 

まずは皆さん、どんどん北海道に来てください。そして楽しい旅を!

美瑛青い池

 

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