北海道の車中泊スポットを実際に利用し、勝手に紹介するコーナー「RVパーク」編、第1弾です♪
今回は、北海道の人気観光地・函館市内にある、都市型RVパーク「RVパークはこだて緑園通」を紹介します。
実際に利用してみて、とってもおすすめできる車中泊スポットでした♪
ちなみに我が家は、妻ブウ・オットともに、元函館住民なので、地元目線強めで詳しく紹介していきます。
道外から来る皆さんだけでなく、道内の皆さんも参考になさってください。
※2020年の情報を追記しています
はじめに
これまで当サイトでは、主に道の駅をキャンピングカーで利用する際の視点で「勝手に評価=★による点数評価」を交えて紹介してきました。
RVパーク(くるま旅クラブ認定)については、公式サイトに「スペック」の詳細
- 駐車場に停められる車種(キャンピングカーの大きさ)
- 電源の有無
- 入浴施設の詳細情報など
が出ているので、「勝手に評価」のポイントは、道の駅編より減らします。
星の数での評価はしないポイントについても、カテゴリーに分けて紹介します。
勝手に評価
周辺の便利さ度:★★★★☆
北海道らしさ度:★★★★☆
夜間利用快適度:★★★★☆
↑各判定基準については「勝手に評価」についてで説明しています!
勝手にキャッチコピー
利用してみての感想を、1行にまとめています。思いついたときだけ書くかも??
憧れの街に、暮らすように「車泊(と)まる」
駐車場のようす
【RVパークはこだて緑園通】の駐車場、公式情報でもわかる通り5台です。
前方の通路部分にも十分余裕があり、ウチのハイエースには十分な広さでしたが、もう一台縦に停められるほどではありません。
バスコンはなんとか動けそうですが、駐車適合車種はセミフルコンまでで、フルコン不可、となっています。
駐車スペースの「横幅」は以下の通り、1台停めても十分余裕があります。
RVパークの標準的な横幅の規格通り、サードオーニング、タープなど出せるくらいの余裕を持っているのだと思います。
(ただし、【RVパークはこだて緑園通】さんは、都市型RVパークで、近隣に民家もあるため、車の外での活動は禁止だそうです。のちほど詳しく書きます。)
なにより、横に余裕があることで、出入りがしやすいですし、隣の車の音や視線を気にしなくて済みますね!
あと、函館市民はなんとなく共有しているイメージですが、この辺って「渋滞が発生しがち」な地域です。
近くの「産業道路」と言われるバイパスが、日中、非常~に混むのですよね…。
【RVパークはこだて緑園通】さん前の道も、産業道路への抜け道として混雑する場合があり、通勤時間帯などは、大きい車での右折侵入が難しいかもしれません。
駐車場の入り口は、南のローソン側(柏が丘通り)に1か所、東側(日吉が丘通り)に1か所の2か所です。
車の流れに沿って、左折で入って左折で出る、のがスムーズだと思います。
周辺の便利さ
【RVパークはこだて緑園通】、車中泊するうえでの便利スポットは周辺にすべてそろっています!
まず、道路を渡ってすぐ向かいにはコンビニがあります。
横断歩道を渡る必要はありますが、細い道なので「遠いなぁ~」という感覚はありません。
そして、この写真ではわかりにくいですが、その右隣には・・・
コインランドリーが!
長期滞在の方も安心ですね。
さらに、その右隣には「はま寿司(函館本通り店)」さんが。
函館まで来て、はま寿司!という方は少ないかもしれませんが💦
時間がなくて、さっと食べてしまいたい方にはいいかもしれません。
観光の利便性(北海道らしさ)
【RVパークはこだて緑園通】は、函館のメイン観光地である、西部地区からは離れており、おそらく一般の観光客の方はあまり行かない「本通り地区」にあります。
ただ、実はこのエリア、温泉が人気の「湯の川」にもほど近く、また函館市民の住宅エリア内でもあるため、交通の便はいいのです。
公式サイトにもある通り、函館市電(路面電車)の駅にも歩いて行こうと思えば行けますし、バスもそれなりの本数があります。
公共交通機関を利用しても、函館駅前や西部地区へ、30分もかからずに出ることができます。
車で散策する場合も、五稜郭地区や湯の川などの観光スポットにアクセスしやすいというメリットがあります。
今回、【RVパークはこだて緑園通】に泊まったとき、いくつか「函館らしい」スポットをおとずれたので、次の記事でくわしく紹介しますね。
※2020年9月に利用させていただいた時、すぐ近くのラーメン屋さんを利用しました。
「一文字」といえば、本店が湯の川にある有名ラーメン店さんです!
私が住んでいた20年くらい前から、本店はあったような気がしますが、現在は市内に支店があるんですね。
私はしょうゆ好きなので、醤油ラーメンを頼みましたが、夫が頼んだメインの塩ラーメンもバッチリの品質でした。
函館塩ラーメンが食べたい!という方におススメです。
あと、前回利用した時は気づかなかったのですが、【RVパークはこだて緑園通】さんの徒歩圏内に、結構、飲食店あるんですね!
もう一軒、ラーメン屋さんがあり、満席のようでしたし、居酒屋さんも・・・。
今度利用したい!
実は、今回の宿泊では、函館市が、コロナによる消費落ち込み対策で、市内宿泊者の方に配っている「函館市グルメクーポン」を利用させてもらいました。
RVパークの利用料金(2500円)よりたくさんいただいてしまいました…ありがたや。
前回、利用した飲食店などの情報は↓こちら。
【函館 車中泊旅】RVパークはこだて緑園通、に泊まって訪れたおすすめスポット
前の記事でご紹介したとおり、都市型RVパーク「RVパークはこだて緑園通」に先日、車中泊しました。 このとき訪れた、函館のおすすめスポットを紹介します。 また、函館市内で車中泊することで、より満喫できる ...
利用者への注意事項
【RVパークはこだて緑園通】の利用案内は、公式サイトにも出ていますが、現地でいただいた注意点の紙にのみ書かれた内容や、追加サービスがありました。
利用検討中の方のためになればと思い、紹介させていただきます。
なお、この内容は私が利用した2019年11月現在のものです。
まだオープンから間もないRVパークさんなので、これから変わっていくことも十分予想されるため、ご了承ください。
<禁止や注意事項>
- 駐車中はエンジン停止。アイドリング禁止
- 車外での活動・行為(バーベキュー、花火)禁止
- 発電機使用、騒音、周辺住民や宿泊客に迷惑のかかる行為の禁止
- ゴミ・吸い殻のポイ捨て、不要物の置き去り禁止
<その他>
- 排水は、駐車場内排水溝へ
- フリーWi-Fiあり
- チェックイン後の出入りは自由
- 「くるま旅クラブ」会員以外も今のところ利用可。(←予約時聞いてみてください)
夜間利用快適度
静かさ、騒音
【RVパークはこだて緑園通】の前は、細い道路ながら、結構交通量があります。
ただし、夜も更けてきた21時以降の時間帯では、交通量がすっかり減りました。
22時以降では、まったく交通騒音が気になりませんでした。
(「道の駅 なないろななえ」よりは断然静かです!)
一方、朝は通勤時間帯の7時ごろから、交通量が増えてにぎやかになってきました。
車中泊の皆さんは朝、早い方が多いので、おそらく気にならないと思いますが。
8時前後には、通学の高校生などが前を通っていました。
パジャマや、頭にタオルを巻くなどして外に出るのは恥ずかしいのでやめましょう(笑)。
お手洗い、洗面
【RVパークはこだて緑園通】の24時間利用可能なトイレは、建物の中(入り口)にあり、清潔で快適です。
写真は公式サイトにばっちり乗ってるので省略しますが、風除室のような感じで、自動ドア1つでビシッと区切られています。
とにかく、駐車場から近いので、すごく快適♪でしたね~。
すぐにお手洗いに行ける!夜間でも気兼ねなく行ける!ことが「RVパーク」の最大のメリットですね。
洗面にも使える水道は、屋根のついている屋外部分にありました。
冬はちょっと寒いかもしれません。
寒い時期の利用でしたが、ウチのハイエースは一応キャンピングカー仕様なので、車にも水道がついており、それほど不便には感じませんでした。
日帰り入浴施設紹介
RVパークは、「近くに日帰り入浴施設があること」が設置条件の一つとなっています。
【RVパークはこだて緑園通】さんの公式おすすめ入浴施設は「にしき湯(にしき温泉)」さんです。
にしき温泉(にしき湯)
函館って、皆さんご存知の通り、温泉天国であると同時に、実は「銭湯王国」でもあります。
私が住んでいた20年ほど前は、たしか30軒ほどあるという話でした。
現在は半減しているようですが、温泉を引き込んだ銭湯も多く、銭湯料金で温泉が利用できるのです!
「にしき温泉」さんもそのうちの一つで、【RVパークはこだて緑園通】から歩いてすぐ。
利用しない手はありません。
【RVパークはこだて緑園通】さんに宿泊して「にしき温泉」を利用する場合、「緑園通」さんのフロントで入浴券を定価よりお安く購入できます。
入浴セットもあるとのこと!至れり尽くせりですね。
※2020年9月、訪れた際に、「にしき温泉」さんを初利用しました!
「RVパーク緑園通り」から、歩いて本当にすぐ!でした。3分くらい!?
そして、建物の中、すごく新しいー!
全然、銭湯感、ありません!
(システムは銭湯方式なので、シャンプーセットやタオルはお持ちくださいね。頼めば入浴セットもあるようですが)
お湯はもちろん温泉で、期待どおりでしたが、嬉しい誤算は、サウナだけでなく、ミストサウナもあったこと!
すごーい。
利用したのは、土曜日の夜7時ごろ。地元の方に人気のようで、結構混んでいましたが、洗い場が取れないほどではありませんでした。
(こんな住宅地の中にしては、相当混んでいたので意外なほどでした。)
花園温泉
その「温泉利用の銭湯」で、函館一有名なのが「花園温泉」です。
一種の健康ランド的位置づけで、かつ銭湯の風情も味わえるので、函館周辺住民なら、一度は利用したことがあるのではと思います。
「花園温泉」も【RVパークはこだて緑園通】から結構近いです。
駐車場が広いので、キャンピングカーで移動しても大丈夫ですよ。
湯の川温泉で日帰り入浴(啄木亭)など
・・・と、函館の「温泉式銭湯」を絶賛しておきながらなんですが、今回、ウチでは湯の川にある大型温泉ホテル「湯元 啄木亭」の日帰り入浴を利用しました。
ちょうど「じゃらん」に半額クーポンがついていたので。
【RVパークはこだて緑園通】は湯の川温泉エリアにも、非常にアクセスしやすいです。
「湯元 啄木亭」は、以前より駐車場が広くなって、停めやすかったです。
夜景や漁火が見える屋上温泉をゆっくり満喫してきました。
まとめ・感想
実は、ウチで生粋の「RVパーク」を利用したのは、【RVパークはこだて緑園通】さんが初めてでした。
温泉施設に車中泊可能な「湯YOUパーク」は利用したことがあるのですが。
初めての感想。
何よりとにかく「あずましい!(=北海道弁で、「快適」)」。
函館市内で車中泊…となれば、どうしても一般の駐車場(コインパーキングなど)になってしまいます。
まあ、函館は、道内他の中核都市より、圧倒的に観光客向けの駐車場が多いのは確かです。
私も何度か利用したことがあるのですが。
一般駐車場で車中泊する場合、近くの公衆トイレやコンビニのトイレを使わせていただくことになるのですが、かなり苦行ですよね…特に女性には…涙
夜中に行くのは怖かったり、目が冴えてしまったり。
しかもコンビニを使わせていただく場合、私は毎回必ず商品を購入しているので、結局、駐車場代金+購入代金で、2000円なんて超えてしまいます。
RVパークに2000円…高いという声もあるかもしれませんが、ちょうどよい金額設定だと私は思います。
特に函館のような、市街地の観光地では、ぜったい必要・便利な施設だと思います。
(あとは、ネットで予約できるようになる、当日予約でもスムーズに利用できる、となれば完璧ですね。carstayさんにも登録してもらえば、利便性が増すのかもしれません)
→RV協会さんのくるま旅施設でも、「RVパークsmart」という種別ができましたね!残念ながら北海道にはまだありません。早く普及して欲しい!
また、当サイトでも紹介した、函館に一番近い道の駅「なないろ・ななえ」は、夏季には車中泊車が殺到して、結構大変な状況になっているようです。
このままでは、地元の方から問題視されてしまうかもしれません。
車中泊好きのみなさん、函館ではぜひ【RVパークはこだて緑園通】を利用して、都市型RVパークの快適さを味わってみてください。
初回取材日 2019年11月
2回目 2020年9月、以降随時更新
公式サイト
日本RV協会が運営する「くるま旅パーク」による「RVパークはこだて緑園通」公式情報はこちらです。
「RVパークはこだて緑園通」を運営する「ホテル緑園通」さんの公式サイトはこちらです。
バスの時間なども載っています。
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