

北海道の道の駅を、キャンピングカーで利用する際の視点で勝手に紹介するコーナー・第9弾です♪
今回は、できたてほやほや!北海道で一番新しい道の駅、2019年4月19日にオープンした「道の駅 あびらD51ステーション」を紹介します。
*このあと、5/1に「北オホーツクはまとんべつ」がオープンしたので、北海道で一番、ではなくなりました。最新の称号期間、短かったですね💦
なお、今回オープンから1週間以内に訪れることができたので、混雑具合など、オープン直後ならではの情報も書いています。
2019年9月、少し追記しました♪
2020年1月、グルメ情報追記しました♪
2020年5月、じゃらんランキングについて追記しました♪
2020年版「北海道じゃらん」の「道の駅 満足度ランキング」では初登場ながら、総合8位ですね!おめでとうございます㊗
SNS映えするソフトクリームなどが評価されたようです。
展示物の迫力も大きいかもしれませんね。
残念ながらしばらく臨時休館のため、利用はかないませんが、落ち着いたらまた訪れたいです。
Contents
勝手に評価
↑各判定基準については「勝手に評価」についてで説明しています!
キャンピングカーが泊められるか?




【道の駅 あびらD51ステーション】は道路を挟んで隣接した第二駐車場も合わせると、かなり広いです。
追記:テレビ中継で上空から写っていたので数えてみたところ、第一駐車場が普通車で約70台、第二駐車場が80台くらい(バス用のところに大型に数台の普通車を入れて)入る広さでした。
オープンからまだ1週間経っていない平日に訪れましたが、誘導のガードマンさんが7・8人おり、スムーズに駐車できました。
ただ、「キャンピングカー停められ度」を★3つ、とやや低めに設定したのは・・・
駐車スペースの区切り線が「シングル」で、やや幅が狭いなぁ、と感じたためです。
第一駐車場の、建物に向かって左側には、やや大型車用の駐車場があり、5メートル以上のキャンピングカーは、そちら↓に誘導されていました。
参考までに、5m以内モデルの「クレア」さんは、通常スペースの端っこに誘導され、余裕で止められていました。
我が家のミドルルーフハイエースも、十分普通のスペースに停められましたが。




こちら↓は、第二駐車場の写真です。この日はそれほど混雑していなかったので、第二駐車場はトラックなど大型車か希望者のみという感じで、基本、第一駐車場のみに誘導されていました。
運転が心配な方は、希望すれば第二駐車場に誘導してもらえるのでは、と思います。




何か月か経てば、オープン後の混雑も解消されると思うので、改めて訪れて駐車場の混み具合をチェックしてきますね。
周辺の便利さ
【道の駅 あびらD51ステーション】は、人口約8千人の安平町内の、旧「追分町」市街地の外れに立地しています。
追分駅周辺に銀行や商店のみならず、スポーツ施設など公共施設、宿泊施設、などなど密集しており、歩いて15分くらいで行くことはできます。
道の駅から約1kmのところにセイコーマートもあります。
ただ、道の駅自体は、市街地と畑作地(山地の部分も・・・)の境界にあり、他の建物も少ないため、夜間などはちょっと歩いての移動は心配です。




北海道らしさ
【道の駅 あびらD51ステーション】は、上にも書いたように旧追分町市街地の外れに位置しており、国道234号を挟んだ正面には畑作地帯が広がって見晴らしが良かったです。
(天気が悪くていい写真が撮れませんでした)
案内板によると、名物の菜の花畑が広がるようなので、できれば改めて撮影に訪れたいと思っています。
このコーナーでは道の駅の中で食べられる軽食やレストランなどを主に紹介していますが、今回は新規オープン直後ということもあり、食べ物以外も少し詳しく紹介していきます。
食べ物(テイクアウト、イートイン)








【道の駅 あびらD51ステーション】のイートインコーナー、広々としながらも、鉄道駅の待合室をイメージした素敵な空間でした。
お一人様も気軽に利用できるカウンター席が広く取られているのも珍しかったです。
道内情報番組でも多く取り上げていた、流行りの「角のない丸いソフトクリーム」、こちらは名産の「カンロ」味です。
メロンの仲間・・・というか、ウリとメロンの中間みたいな昔懐かしい野菜?ですね。
少し独特のなつかしい香りがしましたが、爽やかで美味しかったです。
同じく話題になっていた、焼きたてパンです。
文句ないフワフワ感、味もハズレなしでした。メロンパンと、話題の震災を乗り越えたイモがごろっと入っているジャガイモパンです。












安平町名産のうちの一つ、菜の花が入った「菜の花コロッケ」。菜の花の葉っぱがふんだんに入っていました。
これもバター風味も聞いて、バッチリのお味でした。
私が並んでいた時に人気だったのが、「長いもフライ」でした。中までふっくら揚がっていました。
ちょうど昼時で、イートインコーナーが満席だったのでテイクアウトにしてもらい、車に持ち帰ってゆっくりいただきました。




産直・お土産








お隣の厚真町は、震災時にも多く取り上げられたようにハスカップの名産地なので、ハスカップのお土産もたくさんありました。
「チーズ羊羹」は、安平で被災した地元のお菓子屋さんの名物だそうです。
北海道地震の影響で閉店も考えたそうですが、一念発起して地元の名物チーズを取り入れた羊羹などの販売を再開したそうです。
↓こちらもとなりの「厚真町」の名物ですが。厚真に行かないと買えないかなぁ、と思っていたのに買えてラッキーでした。
味付けジンギスカンは、お店ごとのこだわりの味付けが楽しいですよね。
さっそく家でいただいたところ、甘口でやさしい、柔らかい味でした。(肉もやわらかく!)
道の駅と言えば・・・やはり産直市場にも期待してしまいます。
店内は撮影しませんでしたが、珍しいと思ったのは「ベビーリーフ」や乾燥野菜のセットなど、ちょっと「こじゃれた」セット野菜の種類が多かったこと。




あと、一等地に「薪」が!
近くにキャンプ場があるそうで・・・でも、まだキャンパー少ないですよね・・・雪も降ったし・・・💦
しばらくは出番待ちですね。




展示・情報発信




【道の駅 あびらD51ステーション】一番の特徴!
それが、充実した鉄道関連の展示です。
安平町は以前から「鉄道の町」として資料館などが充実、「国鉄蒸気機関車終焉の地」として町おこしをしてきたのだそうです。
正直、「道の駅なのに鉄道のPR?!」っていうコンセプトに、最初聞いたときは驚きました。
でも、確かに交通の手段がマイカーに移り変わった今の時代、このような施設は重要なのかもしれません。
さっそく、鉄道ファンの皆さまも全国から集まっているようです。




↑ニュースなどでも紹介されていましたが、メイン展示となる蒸気機関車の搬入が、北海道地震の影響でオープンに間に合わなかったのだそうです。
まだレールしか見られませんでしたが、これはこれで貴重な風景ですね。




道の駅の解説看板なのに、各鉄道駅までの距離数が書かれているのも珍しいですね。
ちなみに・・・安平町、って、旧追分町と旧早来町が合併したの?
安平のどちらの文字も入っていないよね・・・?って、密かに疑問に思っていました・・・




その謎が解けたのが、この展示資料です。








なんと、もともとは「安平」だったのが、「早来」と「追分」に分かれていたのですね!
スッキリ!勉強になりました。
コーヒーカップや、レジ袋にもD51がデザインされていて、館内全てが統一感あって、道の駅というより、観光施設としてのレベルの高さを感じました。




2019/9 追記
約半年ぶりに【道の駅 あびらD51ステーション】を訪れ、今年の6月に展示が開始された、SLと特急車両の展示を見てきました!








「特急気動車 キハ183-0」は、中に入って見られるんですよ!
さっきまで動いていたかのように、綺麗な車内でしたよ。
周辺のグルメ情報
「道の駅あびら」にときどき出展されている、お隣厚真町の「めぐみ水産」さん。
こちらの「ししゃもだしラーメン」は絶品です!
めぐみ水産さんは、現在は厚真町に店舗がありますが、もともと、ししゃもで有名なむかわ町のお店で、現在も取り扱いはむかわのししゃもだそうです。
胆振東部地震の被災3町、もうどの町も一見通常の様子を取り戻しているように見えますが、地震のあった年に比べて観光客も減っているように感じます。
とはいえ、地元商店さんなどは設備資材を失ったお店も多く、まだまだ影響が残っていると思いますので、ひきつづき、応援よろしくお願いいたします。
車中泊や利用者への注意事項
【道の駅 あびらD51ステーション】には、特に車中泊される皆さんへの注意事項等はありませんでした。
何しろできて一週間・・・という時期だったので、他にもあまり注意事項関連の張り紙等は見つけられず。
きっとこれから増えていくのでしょう。
って、マナーを守る人ばかりなら、何も注意事項は増えないはずです!
一年後に利用しても、同じ状態であることを祈っています。
2019/9 追記
半年ぶりに訪れたところ、以下のような張り紙が各所にありました。
やはり、最初に問題になるのは「ゴミ問題」「若者の集い問題(?!💦)」なのでしょうか・・・




快適度
【道の駅 あびらD51ステーション】の各種施設は、オープン直後ということもあって、文句のつけようがないほどきれいでした。
ただ、夜間の利用や仮眠利用などを考えたときに気になるのが、国道234号に面していることです。
私が利用した日中は、厚真方面に向かって、工事用と思われるトラックなどがひっきりなしに走っていました。
そうなんです、北海道地震の被災地に向かう幹線道の一つなのですね。
工事車両以外にも、岩見沢方面から苫小牧に抜ける道なので、普段からトラックは多いという印象はあります。
さすがに、夜間にガンガン走っている様子に出会ったことはないのですが・・・。
騒音について、ちょっと気になる立地ではあります。
日帰り入浴施設への距離
【道の駅 あびらD51ステーション】から一番近いのは、旧追分町市街地、追分駅近くにある「ぬくもりの湯(ぬくもりセンター)」です。
車で5分くらいのところにあります。




オープン直後だけの特別キャンペーンだと思いますが、道の駅とぬくもりの湯を利用すると、タオルがプレゼントされるという嬉しいお報せが出ていました。




まとめ
【道の駅 あびらD51ステーション】は、全国でもめずらしい、鉄道駅をコンセプトにした道の駅です。
・・・と、多少フクザツともいえるコンセプトだと聞いていたので、実際に行ってみるまではちょっと心配していましたが、すべてが上手くまとまっていて、楽しめる内容になっていました。
ちなみに、札幌近郊に道の駅ができると、過去の経験から3カ月くらいは周辺が大渋滞になります。
今回は、あえて天気の悪い平日を狙っていってみたところ、なんとか順番待ちなしで駐車場に入ることができました。
札幌近郊・・・といっても、中心部から60kmくらいは離れているので、出足が鈍いのでしょうか。
北海道地震の復興支援にもなるので、ぜひ皆さんも訪れてみてください。
取材日 2019年4月、2019年9月ほか
道の駅公式サイト
本家・快適度はこちらの本で
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ちなみに
【道の駅 あびらD51ステーション】の車中泊快適度は・・・未掲載です!
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